ASSISTコラム “猫背”について

猫背は、単なる“見た目の問題”ではない

ASSISTコラム No.1

 

猫背(頭の位置が前に出てる、巻き肩)が気になるから治したい。

という会員さんは多いと思います。

 

なぜ猫背の人を見た、または自分が猫背だと感じた時に、悪い印象が多いのかを考えてみたことはあるでしょうか。

 

それは

姿勢不良(猫背)の背景には健康的では無さそう、運動パフォーマンスが低そう、などの問題が隠れているからです。

姿勢不良だけでなく、肥満や極度の痩せ、強い顔面の非対称性の人を見た時に、この方は“健康じゃない“もしくは生殖能力やパフォーマンス、例えるなら狩に出る能力や外敵から身を守る、戦う能力が低そうだと本能的に感じてしまうので猫背に良い印象は抱かないということです。

 

ですので、猫背(肥満や極度の痩せなど)は健康上、運動上のパフォーマンス低下を示唆してくれています。

ですので本来の猫背の改善プログラム(運動療法)は「健康にする」「怪我をしづらくする」「運動パフォーマンスを上げる」。そういったプログラムである必要があります。

例えば、猫背の方の肩や肩甲骨を手でグッと矯正して姿勢をキープさせたり、声掛けで背筋を伸ばして!のような指示だけでは本質的な姿勢改善とは言えないです。

実際にそれだけで姿勢が改善することは無いと経験から断言できます。その瞬間だけ見た目は良くなるだけです。

逆説的にいうと、隠れた不調、機能不全など包括的な問題を解決した結果、猫背が治っていくと言えます。

 

わかりやすく言うと

猫背が原因でめまい😵‍💫や頭痛🤦‍♀️肩や肘の痛み😖呼吸機能の低下、最終的にはパフォーマンス全体の機能が低下を起こす危険性があります。

猫背だから上記のような機能不全が起こっているかもしれないし、機能不全があるから猫背になった可能性もありますが、これはニワトリ卵どっちが先かわかりません。

トレーナーにやるべきことは、見た目を治そう!ではなくて呼吸機能、感覚統合機能、など運動機能全般を鍛えることで結果猫背が治っていくと言うことを知っていただければと思います。一般的に言われている背筋を鍛えて猫背をなおす、大胸筋を伸ばして猫背が治ると言う簡単なものではないということです。それだけでは治りません。

皆さんが取り組まれている運動メニューは身体の機能を高める目的のメニューを必ず入れています。

痩せたい人も、健康になりたい人も、ずっと元気でいたい人も継続した適切な運動が大切です。より良い運動メニューや環境を整えていけるよう僕も努力していきますので、会員の皆様はぜひ大船に乗ったつもりで信じてコツコツ運動を続けてください!

 

しばらく猫背についてのコラム続けて投稿しようと思います。

身体を深く知ると、運動を続ける意味が今よりもっと明確になり、そして今より健康や積極的なメンタルが手に入る未来が訪れるかと思います。

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